院長コラム

　スポーツに関わる診療は整形外科が担うものと思っている方が、今も多いのではないでしょうか。

近年トップアスリートには整形外科、内科、婦人科、栄養士、心理士など様々な専門家による包括的なサポートが提供される時代です。言い換えれば、整形外科だけでは運動選手の十分なサポートはできません。運動器の障害に関する治療は整形外科が担いますが、運動によって発症する内科的な疾患の予防や治療に関してはスポーツ内科がその役割を担います。

スポーツ内科では「トレーニング」「栄養」「睡眠」「メンタル」の良好なバランスを念頭に置いた診療をおこないます。女性のスポーツ内科的疾患は、月経に関連する問題を抱えている場合が多く、婦人科診療が必要です。残念ながら、関西では女性アスリートに特化した外来を開設した大学病院などの基幹病院はなく、婦人科系のスポーツ内科診療はまだまだ発展途中です。

当院では女性の快適なスポーツライフをサポートする為にスポーツ内科外来を開設しました。パフォーマンスの低下などお困りのことがあれば、外来受診をお考えください。