院長コラム
幸せな競技生活の為に女子アスリートが知っておくべき身体のこと(3)
今回はトップアスリートが月経とどのように向き合っているかをお話します。
国立スポーツ科学センターでオリンピック出場選手を含む630人の女性アスリートにおこなった調査で、月経サイクルによってコンディションの変化を「感じる」と答えた人は全体の91%を占めました。
自分が月経周期のどの時期に調子がよいか把握していますか。
試合日程に合わせて、月経時期を調整する為、また月経痛などの対策としてピルなどの薬剤を用いることはようやく日本でも広がってきています。
欧米のアスリートの80%以上はピルを服用しているという調査結果があります。
日本においてはリオ五輪に出場した女性アスリートの4人に1人はピルを服用していました。
薬(ピル)を飲むことで得られる利益があります。
しかし、計画的に服用しないと時にリスクを負う可能性もあります。
正しい情報を得たうえで上手く活用することが大事なのです。
上手く身体と向き合って、コンディションを整える方法を知ることは理想の競技生活を叶える為には必要です。
まずは自分の身体を知ることから始めましょう。