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院長コラム

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不妊や体調不良、実は甲状腺が関係しているかも!?

甲状腺は身体の新陳代謝を調節するホルモン(甲状腺ホルモン)を出す大事な臓器です。

甲状腺ホルモンは多くても少なくても良くないため、脳から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)で常に一定に保たれるように調節されています。甲状腺ホルモンが多く出ると、頻脈・手指の震え・発汗・痩せ・イライラする・疲れやすい、などの症状が出ます。逆に甲状腺ホルモンが減ると、元気がなくなる・冷え・むくみ・便秘・疲れやすい、などの症状が出ます。

また、甲状腺ホルモンの乱れは不妊や流産に影響することが知られています。不妊女性の12.4%に甲状腺ホルモンの減少がみられると報告されています。不妊以上に注意が必要なのは流産への影響です。甲状腺ホルモンが減少すると、TSHが上昇します。TSHが高いと流産率が上がり、その値が2倍になる毎に流産率が60%上昇する(1.6倍になる)という報告があります。

なかなか子宝に恵まれない、体調不良が続いている、そんな時は甲状腺に問題があるかもしれません。甲状腺ホルモンを整えて、理想のライフプランへ近づけましょう!!