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院長コラム

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~月経が教えてくれる身体のこと(1)~

月経(生理)とは何のためにあるのでしょう。
女性にだけ起こるこの現象はある準備が整ったことを教えてくれます。
それは妊娠出産できる身体の準備です。
妊娠出産には多くのエネルギーが必要であり、そのためには女性は身体にエネルギーを貯めておくシステムを作らないといけない。
月経はそのシステムが出来たことを示すサインなのです。
つまり、月経がないということは、エネルギー不足の状態を示しています。
初潮がこない方は消費カロリーと摂取カロリーのバランスを見直す必要があります。
適正な身長体重のバランスであってもエネルギー不足があれば月経は始まりません。
スポーツを頑張っている方で月経がない場合はその典型的なケースと考えられます。
不妊症の発症率を示すデータがあります。17歳までに初潮がきた方では5%前後ですが、18歳で初潮が来た方は10%を超え、19歳以降で初潮がきた方は25%を超えます。
初潮の遅れは将来の不妊症につながります。90%の方は14歳までに初潮がきますので月経が来ない時は早めに婦人科に相談しましょう。