ピル外来
ピルと飲み合わせに注意を要するサプリメント
セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)
ハーブの1種。ピルの効きを弱め、避妊効果を下げてしまうため併用は控えるのが望ましい。
プラセンタ
医療機関で処方されるプラセンタは、ピルとの併用に注意しましょう。
プラセンタは女性ホルモンを活性化し調整する作用があります。
その作用は病院での処方薬が市販品より大きいため、処方されたプラセンタの場合、ピルの作用を減弱させる可能性があります。
チェストベリー・チェストツリー
チェストベリーのジュースやチェストツリーのサプリメントはピルとの併用によりピルの効果を減弱させる可能性があります。
チェストベリーはチェストツリーの実で女性ホルモンの分泌をうながすといわれており、月経前症候群の症状をおさえる働きがあります。この成分を用いた「プレフェミン」(市販薬)が月経前症候群(PMS)治療薬として発売されています。
大豆イソフラボン
イソフラボンは構造が女性ホルモンに似ており、女性ホルモンと類似の作用を発揮します。そのため、過剰摂取するとピルの効果に影響を及ぼす恐れがあります。
バストアップサプリ
「プエラリア」や「ピンキープラス」などのバストアップサプリは、ピルの効果に影響を及ぼす可能性がある。
「プエラリア」の主成分であるプエラリア・ミリフィカに含まれるエストロゲン様の成分は大豆イソフラボンの1000倍程の活性力を持っているとされる。生理作用に関して国民生活センターから注意喚起がある。
「ピンキープラス」に関しては、主成分であるブラックコホシュがイソフラボンを含み、このイソフラボンが女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用を示すことで効果をもたらす。但し、ピルも女性ホルモンの薬であるため、作用が重なり、必ずしも安全ではない。